実は下まつげにつけるマツエクも人気があるのを知っていますか?
下まつげのマツエクは、まつげのボリュームアップができることが一番の魅力です。
それ以外にも、小顔効果などのたくさんの魅力があります。
今回は、下まつげのマツエクの様々な魅力と、注意点を踏まえたデザインの選び方についてお伝えしていきますね。
下まつげのマツエクとは
下まつげのマツエクとは、付けることでより大きく華やかな印象の目元を作れるものです。
下まつ毛のマツエクは、自まつ毛1本に対してエクステを1本ずつ装着するシングルラッシュが一般的な付け方となります。
上まつげと比べてマツエクの本数が少なく長さも短いのが特徴です。
下まつ毛はマツエクを控えめなデザインで付けても、まつげ1本1本の存在感が出やすく、簡単に華やかさを出すことができます。
上まつげだけにマツエクを付けているときより、目元を中心に顔がハッキリするため、より女性らしい印象を作ることができるのです。
下まつげにマツエクをする4つのメリット
下まつげにマツエクをつけると4つのメリットがあります。
・目が大きく華やかに見える
・小顔効果がある
・マスカラによるメイク崩れがない
・タレ目に見せることができる
それぞれのメリットについて詳しく説明しますね。
目が大きく華やかに見える
下まつげのマツエクを付けることで、目が大きく華やかに見えます。
マツエクの効果で、マスカラを塗ったような仕上がりになるからです。
下まつげもボリュームアップすることで、上まつげだけにマツエクをつけた時と比べ、目元がより大きく見えます。
華やかさが出るので、普段用はもちろん、ブライダルや旅行などの大事なイベントの時にもおすすめです。
小顔効果がある
下まつげのマツエクには小顔効果があります。
顔全体の割合に対して目元の割合が増えることで、顔が小さく見えるからです。
マツエクによって鼻や口との距離が縮まるので、面長をカバーすることもできます。
上下のマツエクで目が大きく見えるだけではなく、それによって小顔効果も期待できるのです。
マスカラによるメイク崩れがない
下まつげのマツエクを付けることで、マスカラを塗る必要がなくなります。
なので、マスカラのメイク崩れによってパンダ目になるのを防ぐことができるのです。
マツエクは汗や水にも強く、マスカラのように滲むことがないので、海やプール、結婚式などにも向いています。
マスカラを塗らないことで、メイク時間を短縮することができるのも魅力のひとつです。
タレ目に見せることができる
下まつげのマツエクをつけることで、タレ目に見せることができます。
上まつげのデザインと同じように、目尻の長さを長くしたり、目尻につける本数を多くしたりすることで、タレ目風のアイライン効果を出せるからです。
つり目が気になる人や優しい雰囲気を出したい人は、下まつげのマツエクを目尻にボリュームが出るようなデザインで付けることをおすすめします。
また、黒目の下のマツエクを長くして付けると、目の縦幅が強調されより大きなパッチリとした目の印象を作ることができたりと、理想の目の形に合わせてデザインを変えることが可能です。
下まつげのマツエクのデメリット
下まつげのエクステにはデメリットもあります。
・上まつげに比べて取れやすい
・メイクが落としにくい
しかし、デメリットに関しては扱い方に慣れればそれほど気にならない点も多いです。
それぞれの対策も踏まえて説明していきます。
上まつげに比べて取れやすい
下まつげのマツエクは、上まつげのマツエクに比べて取れやすくなります。
日本人のまつげは、上まつげの本数が平均120本前後なのに対し、下まつげの本数は平均40本前後です。
自まつげが少ない分、エクステを付けられる本数も少なくなり取れやすさを感じやすくなります。
マツエクの持ちには個人差がありますが、上まつげは3〜4週間ほど、下まつ毛は2〜3週間ほどが目安です。
また、下まつげは上まつげに比べて長さも短く細めのまつげが多いので、エクステの接着面が狭くなり、上まつげよりも取れやすくなります。
ですから、下まつげのエクステは、自まつ毛に対して太すぎず長すぎないものを選ぶようにしましょう。
自まつ毛との差が少ないエクステの方が、より長持ちします。
さらに、マツエク専用のコーティング剤を塗ることで、マツエクのバラつきを抑えることができて持ちも良くなるので、毎日のケアの一環としてコーティング剤を使うのがおすすめです。
メイクを落とす時に注意が必要
下まつげにマツエクを付けると、メイクを落とす時に注意が必要になります。
マツエクは摩擦に弱く、擦ったり触ったりしすぎると取れやすくなるからです。
そこで重要なのが、「マツエクを付けていてもメイクを落としやすいクレンジング剤を使う」ということ。
クレンジング剤は、ジェルタイプのクレンジングが一番メイクを落としやすくなります。
ジェルクレンジングは指で馴染ませながら優しくクレンジングができるので、マツエクや自まつ毛にかける負担を最小限に抑えることができるのです。
また、目元のメイクを落とす時は、まつげの生え際から毛先に向かって、毛流れに沿った動きで行うことで、マツエクが取れにくくなります。
メイクを落とすために、左右にゴシゴシと擦るのはマツエクにも自まつ毛にも悪影響なので気をつけましょう。
ただし、マツエクが取れてしまいそうだからといって、「クレンジングの時にエクステを全く触らない」というのは間違いです。
落としきれていないメイク汚れが原因でマツエクが取れやすくなることもあるので、メイクが落ちやすいクレンジング剤で優しく洗い、汚れはしっかりと落とすようにしましょう。
下まつげのマツエクのデザインの選び方
下まつげのマツエクを付けてみたいけれど、仕上がりのイメージがイマイチわからない人も多いですよね。
下まつげのマツエクも、上まつげと同じようにナチュラルで自然な仕上がりから、ボリューム感のある華やかな仕上がりまで調節することができます。
下まつげは、ボリューム感重視の人でも、上まつげとのバランスや持続性を考え、やりすぎた感の無い自然なデザインを好む人が多いです。
ここでは、下のマツエクのデザインについて、本数・長さ・太さ・カール別で詳しく説明をしていきます。
本数
下まつげのマツエクで人気の本数は、両目で30〜40本ほどです。
マツエクを付けることのできる本数は、自まつ毛の生えている本数によって個人差があります。
日本人の下まつげは、両目で平均40本前後です。
目幅や上まつげのマツエクとのバランスによっても仕上がりの見え方は変わってきますが、自然にボリュームアップをしたい場合は30〜40本がおすすめの本数になります。
長さ
下まつげのマツエクの長さは、6mm〜7mmがおすすめです。
下のマツエクは、自まつ毛と同じくらいの長さか、自まつ毛より1mmほど長めで付けるだけで簡単にボリュームアップができます。
自まつ毛が長い人や、上下とも長さをしっかりと出したい場合、8mm以上の長さを付ける人もいますが、取れやすさが出やすくなるためあまりおすすめではありません。
長めのマツエクを付けたい場合は担当のアイリストに相談し、自まつ毛の状態に合わせて付けても大丈夫な長さをアドバイスしてもらうといいと思います。
太さ
下まつげのマツエクの太さは0.15mm以下を選ぶようにしましょう。
なぜなら、0.18mmや0.2mmなどの太めのエクステは、自まつ毛に対する負担が大きく、エクステの取れやすさや自まつ毛が抜けてしまう原因になるからです。
また、0.18mm以上の太さは派手すぎる印象を与えてしまいます。
できるだけ自然に自まつ毛が増えたような仕上がりがいい場合は0.1mm、マスカラを軽く塗ったような仕上がりは0.12mm、マスカラをしっかりめに塗ったようなボリューム感が欲しい場合は0.15mmがおすすめです。
マツエクの太さを、自まつ毛の状態に合わせてミックスして付けることもできるので、好みのボリューム感を調節しつつ、できるだけまつげに負担の少ない太さを選んでくださいね。
カール
下まつげのマツエクのカールは、Jカールで付けます。
下まつ毛はもともと下を向いて生えているので、一番緩いカールでもしっかりと付けた感が出るからです。
また、下まつげは上まつげよりも短くて細い分、できるだけ接着面がとれるJカールで付けることで、持ちが良くなります。
ただし、下まつげが下向きではなく立ち上がって生えている人や
逆まつげぎみの人は、JCカールがおすすめです。
マツエクは自まつ毛に沿わせて装着するため、下まつげが上がっている人がJカールのエクステを付けると、せっかくのマツエクが目立ちにくかったり、上まつげと絡みやすくなったりします。
Jカールよりも少しカール感の強いJCカールを付けることで、毛先が下がったように見せることができるのです。
ちなみに、下まつげが目の中に入ってしまうほどの逆まつげの場合は、下まつげのマツエクは付けることができません。
エクステが目の中に入り、眼球を傷つけてしまうこともあり危険なので、無理に付けるのはやめましょう。
まつげが絡まったりくっつく場合の対処法
マツエクをしていると、瞬きをするときに上下のまつげが絡まったりくっついたりすることがあります。
目が開けにくくなったり絡まりを外すのがうまくいかなかったりと、面倒に感じてしまうことも。
このような煩わしさを改善するための対処法をいくつか紹介します。
上はマツエク下はマスカラの場合
上はマツエク、下はマスカラを塗っている場合は、「上まつげのマツエクのカールを強くする」ことで、くっつきが改善されます。
上まつげのマツエクが、目を閉じた時の下まつげと接着する範囲を減らすことで、瞬きをしてもくっつきにくくなります。
また、「下まつげもマツエクを付けてマスカラを塗らないようにする」というのも一つの方法です。
マスカラは液体状のものなので、マツエクに比べてくっつきやすくなります。
上のマツエクのカールを変えることなく改善できる方法なので、一度試してみるといいでしょう。
上下ともマツエクの場合
上下ともマツエクを付けている場合は、「下まつげの目頭目尻のキワにはエクステを付けないようにする」ことが効果的です。
目頭目尻の部分は、上まつげは下がって生えているまつげが多く、下まつげは上がって生えているまつげが多いです。
なので、マツエクの根元が絡みやすく引っ掛かりを感じる人もいます。
しかし、上下どちらかのまつげが自まつ毛であれば絡みにくくなり、絡んでいても引っかかることがありません。
上下ともマツエクを付けて絡みが気になる場合は、目頭目尻のキワの部分は下まつげのマツエクを付けないようにすると良いです。
もちろん、上まつげのキワにマツエクを付けないのも良いですが、下まつげのキワを空ける方が仕上がりのバランスも良くなります。
下まつげにパーマをかける
「下まつげにパーマをかける」という方法も効果的です。
下まつげが上がって生えていたり逆まつげの人は、より上まつげと絡みやすくなってしまいます。
ですから、下まつげにパーマをかけることによってまつげが下を向いてくれて、上まつげと絡みにくくなるのです。
さらに、今まで上を向いていた下まつげの毛先が、パーマで下向きに下がることによって、下まつげの存在感が増し華やかさも出ます。
下まつげのマツエクはとてもおすすめ!
下まつげのマツエクはとてもおすすめです。
マツエクによる目元のボリュームアップだけではなく、メイクの時短にもなり、メイク崩れを防ぐこともできます。
下まつ毛は上まつげよりもさらに繊細な部分になるので、取り扱いには注意が必要ですが、扱い方に慣れればとても楽におしゃれを楽しめる優れものなのです。
下まつげにマツエクを付けると写真にもよく映えます。
ブライダルで涙を流すことがあっても、旅行先でノーメイクで過ごすことがあっても安心です。
健康なまつげを保ちながら、より華やかなマツエクを楽しむためにも、自まつ毛に負担がかかりすぎるデザインは厳禁。
下まつげのマツエクを付けるときは、必ず自まつ毛の状態に合う長さや太さを選んで、上まつげのマツエクとのバランスも考慮しつつ、担当のアイリストとよく相談しながらデザインを決めてくださいね。