まつげ美容液って危険?まつげ美容液の正しい選び方とマツエク時の使い方

最近、まつげ美容液によるトラブルのニュースが話題になっていましたね。

そんなニュースを見て、「まつげ美容液を使いたいけれど、副作用が不安。」と感じている人も多いのではないでしょうか。

副作用が怖くて、美容液の使用を辞めてしまった人もいると思います。

しかし本当は、使用法を守り正しく使えば問題ありません。

重要なのは安全な美容液を選ぶことと、美容液を正しく使うことなのです。

今回は、まつげ美容液に対する様々な不安を解消し、正しく美容液を選ぶ方法をお伝えします。

まつげ美容液って危険なの?

まつげ美容液は基本的に安全です。

全てのまつげ美容液が危険なわけではありません。

まつげ美容液として商品化されている物の中には、髪の毛の育毛剤に使用される成分や、目の病気の治療薬に使用される成分が含まれた物もあります。

まつげは眼球や粘膜に近いところに生えていて、生え際の皮膚がとても薄いため、まつげやまぶた以外の部分に効果のある成分では、刺激が強すぎる場合が多いのです。

まずは、美容液による副作用と、安全に使うために必要なことについて説明をしていきます。

まつげ美容液による副作用

まつげ美容液には、副作用が出る場合があります。

まつげ美容液の副作用で代表的なものが以下の2つです。

・目の周りが黒くくすみ色素沈着をしてしまう。

・まぶたがかぶれ、赤みや腫れが出てしまう。

当たり前ですが、使用した人全員に副作用が起こるわけではありません。

それぞれの症状が出てしまう原因を見ていきましょう。

色素沈着

色素沈着は、一部の美容液に含まれる「ビマスプロスト」という成分が原因で起こります。

ビマスプロストには、まつげを伸ばす効果の他に肌を黒くするメラニンの育成を活性化させる効果があるため、まつげの周りの皮膚が黒くなってしまうのです。

ビマスプロストは元々、緑内障や高眼圧症などの目の治療に使われている薬なので、まつげを伸ばすことを目的としたものではありません。

目の治療を目的とし、ビマスプロストが含まれる点眼薬を使用していた人たちから「まつげが伸びた」との報告が相次いだことから、まつげ美容液としての注目度が高まりました。

ビマスプロストが含まれる代表的な美容液として、ルミガンやケアプロストなどがありますが、まつげ美容液としての使用を勧めていない医師も多く、使用は控えた方がいいでしょう。

赤みや腫れ(痛み)

赤みや腫れが出る原因は、美容液に含まれる成分に対するアレルギー反応の場合が多いです。

エタノールやパラベン(保存料・防腐剤)、着色料や香料などの刺激の強い成分が、肌や体質に合わないことで炎症を起こしてしまいます。

まつげ美容液に含まれる成分量は、美容液の種類によって違います。

まぶたは皮膚の中でもとても薄く敏感な部分なので、普段、他の化粧品で大丈夫な場合も、アレルギー反応が出てしまう場合があります。

美容液を使用した際に、赤みや腫れ、ヒリヒリとした痛みを感じる場合は、すぐに使用を控え、別の美容液を検討するようにしましょう。

また、赤みや腫れが出た場合はすぐに病院へ行き、皮膚科の診察を受けるようにしてくださいね。

安全な製品を選ぶようにする

まつげ美容液は、安全な製品を選ぶことが大切です。

安全な製品を使用することで、美容液による色素沈着やアレルギー反応を事前に防ぐことができます。

特に気をつけるべきポイントは「ビマスプロストが入っていない美容液」や「肌に優しい成分で作られている美容液」を選ぶこと。

まつげ美容液を選ぶ際は、効果が強いかどうかだけではなく内容成分もしっかりと確認し、安全な成分でできているものを選ぶようにしてください。

使用方法を守る

まつげ美容液を使うときは、必ず使用方法を守りましょう。

ほとんどのまつげ美容液には取扱説明書が付いており、注意点などを踏まえた使用方法が記載されています。

必ず説明書を読んだ上で、指示されている使用方法を守ることが大切です。

まつげ美容液は、適量を毎日継続して塗布することで効果が期待できるものなので、一度に多量の塗布が必要なわけではありません。

一度の塗布量が多すぎると、トラブルを引き起こす原因となるので注意しましょう。

体調や肌の調子の変化に合わせて使用を控える

風邪をひいている時やホルモンバランスが乱れているとき、睡眠不足の時などは、肌がいつも以上に敏感になっています。

いつも使用しているまつげ美容液であっても、突然かぶれてしまうことなどもあるので、自身の体調の変化に合わせて使用を控えることも大切です。

まつげ美容液の効果

そもそも、まつげ美容液にはどのような効果があるのか気になりますよね。

使用することで得られるメリットは2つあります。

・まつげにハリ・コシが出る

・紫外線や乾燥からまつげを守る

それぞれのメリットについて詳しく説明していきますね。

まつげにハリ・コシが出る

まつげ美容液を使えば、美容成分の効果でまつげにハリやコシが出ます。

まつげにハリやコシが生まれることで、切れ毛や抜け毛防止の効果があります。

まつげは体毛の中でもかなり繊細で本数も少なく、普段の何気ないアイメイクからもダメージを受けてしまうのです。

紫外線や乾燥からまつげを守る

まつげ美容液は、紫外線や乾燥からまつげを守る役割があります。

まつげは、髪の毛と同じように紫外線や乾燥からのダメージを受けやすいです。

紫外線などの外的ダメージによって表面のキューティクルが開いたり剥がれたりすることで、必要な水分や栄養分が流れ出てしまい、まつげが傷んでしまう原因にもなるのです。

美容液に含まれる保湿成分でしっかりと保湿をすることで、大切なまつげを守ることができます。

まつげ美容液の種類

まつげ美容液には多くの種類があり、形や塗布の仕方も様々です。

美容液の種類には以下のような物があります。

・マスカラタイプ

・チップタイプ

・筆タイプ

・まつげの毛先に塗るもの

・まつげの根元に塗るもの

・クリームやジェル状でまぶたに塗るもの

ここでは形別に紹介をしていきます。

マスカラタイプ

マスカラタイプは、まつげ美容液の先端がマスカラのブラシのような形をしているタイプです。

マスカラを塗るときのように、まつげに簡単に塗ることができます。

まつげの根元から毛先まで、一気に全体に塗布することができるのが特徴です。

チップタイプ

チップタイプは、まつげ美容液の先端が綿棒の先やアイシャドウチップの先のような形をしているタイプです。

まつげの根元を中心に美容液を塗布することができます。

チップのサイズは商品によって様々なので、大きめのものはまつげの毛先にも塗りやすかったり、小さめのものはまつげの生え際の細かいところまで塗りやすかったりと、利便性も様々です。

筆タイプ

筆タイプは、まつげ美容液の先端がリキッドアイライナーのような筆のタイプです。

まぶたに直接塗ることができるので、毛穴の中にしっかりと美容液を浸透させることができます。

筆先が細いものが多いため、細かい部分にも塗りやすく使いやすいのが特徴です。

まつげ美容液の選び方

まつげ美容液を選ぶときのポイントは、美容液の持つ効果で選ぶことです。

美容液を使う理由が人それぞれ違うように、美容液の種類によって効果も違います。

主に、まつげの表面をケアできるものと、まつげの内部をケアできるものに分かれることが多いです。

自分が必要としている効果のある美容液を選ぶようにし、継続してケアをするためにも、使いやすいタイプのものを選ぶようにしましょう。

目的に合わせた効果のある美容液を選ぶ

美容液を使いたい理由は、人それぞれ違いますよね。

今のまつげの状態をキープしたい場合や、より良い状態へ改善したい場合など、様々な理由があるかと思います。

美容液を使いたい目的に合わせたものを使うことで、しっかりと効果を実感することができるのです。

まつげ美容液を使う目的と、目的に合わせたおすすめの美容液を紹介していきます。

まつげを保護したい

今生えているまつげを保護したい場合は、紫外線や乾燥などの外的刺激からまつげを守ってくれる美容液を選びましょう。

自まつ毛が健康で、太さや長さ、毛量に関してもあまり心配がない人におすすめです。

まつげを保護することが目的の人は、まつげ全体を包み込むように保護ができるマスカラタイプが向いています。

まつげの状態を改善したい

まつげを今より健康にしたい場合は、まつげや毛穴の内部に栄養を与える効果がある美容液を選びましょう。

元々のまつげが細くて少ない人や、マツエクやマスカラ、ビューラーなどでまつげが弱ってしまった人は、毛穴や毛根に直接栄養を与えることで、まつげをより良い状態にすることができます。

まつげの状態を改善したい人は、まつげの根元や生え際にしっかりと塗布できる、チップタイプや筆タイプがおすすめです。

まつげ美容液の効果的な使い方

まつげ美容液をより効果的に使うためには、正しい使い方をすることが大切です。

どれだけ効果的な美容成分が含まれているものでも、間違えた使い方をしていると効果が出ないこともあります。

美容液の正しい使い方のポイントは2つです。

・洗顔後に使う

・最低3ヶ月間、毎日使い続ける

それぞれの理由を詳しく説明していきますね。

洗顔後に使うことで効果が出やすい

まつげ美容液は、洗顔後の何も付いていない綺麗な状態のときに塗ることで効果が出やすくなります。

まつげをより良い状態にするためには、まつげが作られている毛穴の奥や、まつげの内部まで美容成分を届ける必要があるからです。

しかし、まつげやまつげの生え際に、化粧品や皮脂などの余分なものが付着していると、美容成分が内部まで浸透しません。

なので、美容液を使うベストなタイミングは朝と夜の洗顔後です。

ちなみに、化粧水や乳液などのスキンケア用品も美容液の浸透を妨げてしまう原因になります。

洗顔後のスキンケアは、まつげ美容液を塗った後に行うことが理想的です。

最低3ヶ月は使い続ける

まつげ美容液は、最低でも3ヶ月は使い続ける必要があります。

美容液の効果が出ているのかを正しく判断する期間が3ヶ月だからです。

まつげには毛周期があり、3週間から4ヶ月のサイクルで生え変わっています。

髪の毛と同じように、ある程度の長さになると成長が止まり自然と抜け落ち、また新しいまつげが生えてくるというサイクルを繰り返しているのです。

全てのまつげが同じタイミングで成長をしているわけではないことや、毛周期には個人差があることから、全てのまつげが生え変わるのには約3ヶ月〜4ヶ月かかります。

なので、美容液を1〜2週間続けてみたけれど効果を感じないからといって使うのをやめてしまうのではなく、最低3ヶ月は根気よく続けることが大切です。

美容液には相性もあるので、3ヶ月経っても効果が出ない場合は新しい美容液に変えてみましょう。

マツエク中のまつげ美容液選び

マツエクを付けている状態でまつげ美容液を使う際は、自まつ毛の健康のためだけではなく、マツエクをより綺麗に保つことのできるものを選ぶことをおすすめします。

なぜなら、まつげ美容液が原因でマツエクや自まつ毛に悪影響を及ぼす場合もあるからです。

エクステに向かない美容液は、まつげに汚れが残りやすくなったり、自まつ毛が抜けてしまう原因になることもあります。

なので、マツエクをしながらケアをしたい場合は、マツエクと相性の良い美容液を選ぶことが大切です。

 サラサラとしたテクスチャーを選ぶ

まつげ美容液は、サラサラとしたテクスチャーのものがおすすめです。

美容液は形や効果だけではなく、液体のテクスチャーもそれぞれ違います。

マツエクと一番相性が良い美溶液は、サラサラとした水っぽいタイプです。

粘度のあるトロトロとしたタイプは、マツエクを付けている人には向いていません。

なぜなら、まつげの表面に美容液が残りやすく、エクステ同士がくっついてしまい、自まつ毛が抜けてしまいかねないからです。

また、美容液に付着したメイク汚れをしっかりと落とすことができずにグルーの劣化を早めてしまい、エクステの持ちが悪くなる場合も。

クレンジングや洗顔ですっきり落とせるものであれば、多少粘度のある美容液でも問題はありません。

しかし、粘度のないサラサラとしたタイプが1番気軽に使えて、デメリットも少ないのでおすすめです。

コーティング剤と併用がおすすめ

美容液と一緒にコーティング剤を使うことで、まつげとマツエク両方にメリットが生まれます。

コーティング剤は、マツエクのケアに使われるケア用品で、美容液と同じくらい代表的なものの一つです。

透明のマスカラのような形をしていて、先端はブラシの形をしています。

美容液や育毛剤は、これから生えてくるまつげに働きかけるもので、コーティング剤は、今生えているまつげに働きかけるものです。

コーティング剤には次のような効果があります。

・保湿効果でマツエクの持ちが良くなる

・美容成分でまつげの表面の保護ができる

・バラつきを抑え、付けたての綺麗な状態をキープできる

しかし、まつげの内部に働きかける効果はありません。

なので、美容液とコーティング剤を併用することで、まつげを全面的にケアしながらマツエクを綺麗に保つことができるのです。

目的に合わせた毎日のケアが大切

まつげ美容液には、形や効果違いでとても多くの種類があります。

今のまつげの状態を維持したいのか、それとも今のまつげの状態を改善させてより良い状態に導きたいのかを考えた上で、目的に合わせた美容液を選びましょう。

ドラッグストアなどに売っている市販の美容液から選ぶのは、数も多ければ価格帯も様々で、なかなか難しい場合もありますよね。

そこでおすすめなのが、アイラッシュサロンで取り扱っているサロン専売品の美容液です。

アイラッシュサロンで扱っているものは、しっかりと効果がありながら、安心し使えるサロンおすすめの美容液ばかりですし、使い方や効果の説明もしてもらえます。

まつげケアを考えている場合は、担当のアイリストに相談してみてくださいね。

また、ケアは毎日コツコツと続けることが大切です。

髪の毛やお肌のケアと同じように、日頃のケアの一環として生活に取り入れ、ダメージ知らずのまつげを育てましょう。

 

BLOG TOP (記事一覧)